ごあいさつ

沖縄県看護連盟会長  下地 孝子

 「届けよう看護の声を! 私たちの未来へ」

 若夏の季節を迎え、会員の皆様には、ご健勝のことと拝察いたします。日頃より沖縄県看護連盟活動にご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
 さて、国は新たな地域医療構想の方向性について、「全ての地域・全ての世代の患者が、適切に医療・介護を受けながら生活し、必要に応じて入院して日常生活に戻ることができ、同時に、医療従事者も持続可能な働き方を確保できる医療提供体制を構築する必要性がある」としています。
 しかしながら、島嶼県である沖縄県においては、コロナ禍以降、看護師の急性期離れと他府県への流出により、看護師不足が深刻化しています。長引く物価高騰と人手不足の影響を受け、医療機関や介護施設等において経営に深刻な影響を及ぼしています。
 また、賃上げの流れの中、昨年6月には医療職の「ベースアップ評価料」が新設されました。しかし、混沌とする社会情勢の中では他業種の賃上げには遠く及ばず、危機的な状況を打開する抜本的な政策が必要です。看護職の組織代表である「石田まさひろ参議院議員」は先の国会で、「物価上昇期にも対応可能な新たな診療報酬改定ルールの制定」を提案しました。
 私たち看護職が誇りとやりがいを持ち、魅力ある職業として働き続け、その実力を如何なく発揮できる社会を築くため、沖縄県看護連盟は看護職を代表する「石田まさひろ議員」を引き続き応援して参ります。皆さまのご理解とご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げて、挨拶といたします。