ごあいさつ

沖縄県看護連盟会長  下地 孝子

 「届けよう看護の声を! 私たちの未来へ」

 日差しも和らぎ秋の到来を感じる今日この頃ですが、会員の皆様にはお変わりなくお過ごしのことと思います。沖縄県では、新型コロナに加えてインフルエンザ等の流行も重なり、病院や高齢者・福祉施設では感染対策に加え、クラスター対応に多くの時間と労力を要しています。看護職の皆様においては、粛々と日々の看護ケアを担い役割を発揮していることに対し、心からの敬意と感謝を申し上げます。

 この度、81日付で看護連盟会長に就任いたしました。この様な大役で責任の重大さに身の引き締まる思いです。就任にあたり、改めて看護連盟設立の背景や、これまでの取り組みについて、先輩諸氏の思いや活動内容に触れる機会を頂きました。沖縄県で看護連盟活動が開始されたのは昭和52年で当時は事務所もなく、ご自分の自宅を事務所代わりに活動を開始されたと聞きました。私自身は昭和53年に看護師として働き始めました。県立中部病院に就職し、入職3年目頃に看護連盟の選挙活動に触れる機会がありました。当時の「組織代表候補者」選挙運動の一環として、事務所で電話作戦をしたのを鮮明に覚えています。それ以後は連盟活動に参画する機会はありませんでしたが、看護管理者として看護協会と看護連盟活動について機会あるごとに後輩の皆様に伝えてきました。

 この3年間の新型コロナ感染症との闘いの中で、看護職の存在の重要性が社会に認知され、「補助金事業」「看護職員処遇改善評価料」の新設「国家公務員医療職俸給表(三)」が改正されました。しかしながら、看護が専門職としての役割を果たし、誇りをもって長く働き続けられる職場にするためには、働く場の環境整備と引き続き処遇改善への取り組みが必要です。看護協会と看護連盟が連携し国政の場に議員を送りだす事で、「看護の現場の声」を届け、看護政策実現に向けて力を合わせていきましょう。

 看護連盟の活動を前進させていきたいと決意を新たにしているところです。引き続き会員の皆様のご支援とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。